聖剣伝説 VISIONS of MANA 感想 

聖剣伝説 VISIONS of MANA 感想 

遅くなっちゃったけど、書くわよ!もちろんネタバレしかない。

全体的な話

一言で言うなら「完全に聖剣伝説の新作だった!!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!!!」と言う感じ。
何言うてんねん感じなのですが、プレイ中ずっと昔に聖剣伝説を遊んだ感覚が蘇ってきていて、新作を遊んでいるけれどもどこか懐かしさもあり…、という不思議な気持ちだった。
そして、クリア後のタイトルが「聖剣伝説 VISIONS of MANA」から「聖剣伝説5」に変わっていたことで、プレイ中に感じていたものに答えが出た。やっぱナンバリングの新作が出たんだ!
いうて私の聖剣伝説プレイ歴は初代〜3、LoM、ToMぐらいで、派生作品はほぼ触っていないのですが…。
新約は少しプレイしたけど、GB版愛しすぎてて、この大胆アレンジちょっと違うわってなって途中でやめたのでノーカンで…。

ストーリーの話

GB版の印象が強いせいか、聖剣伝説って、何かしらの大事なものを失う喪失感と引き換えに平和や安寧を手に入れる、という印象なのだけど、今回もまさにそうだった。主人公のヴァルはヒナを、オーリンはライザを、ディオフォロスはセルリアを。それぞれ大事な人を失って、どう向き合って行動するのかが大きく物語を動かしていたね。その中でただ一人、仲間がいて、ヒナを失った現実に誠実に向き合ったヴァルだけが、マナの女神の元に辿り着くことができた。
いやでもさ!!!!!!ヴァルとヒナには幸せになって欲しかったのに、あんなに早くヒナがいなくなっちゃうなんて思わなかったよ!!!
オーリンについては、やったことは本当に許せないけど、御子を犠牲にしないと成り立たない世界の構造を変えたいという決意は共感はできる。結局その世界はEDでヴァルの願いによって叶えられたわけだけど、そうしたところでヒナもオーリンもライザも帰ってはこなかったんだよね…。
バッドエンドではないけれど、完全なハッピーエンドではない。ほんのり苦味も残していくEDが初代を髣髴とさせた。私は死に別れた二人の生き残った片方が、年老いるまで生きて、その死後に再会するシーンに弱いので、EDはものの見事に号泣していた。
初代といえば、コーダが初代主人公のように見えたんだけど、これは敢えて…でいいんだよね。
マナの樹になったヒロインとそれを見守る役目を担ったジェマの騎士の主人公。今作では、そんな二人に近しい姿のコーダと女神が再会を見ることができて嬉しかった。

今作は「マナの御子に選ばれたものはマナの樹に魂を捧げる」という世界観が根底にあるのだけど、これは我々からすると、オーリンのように「生贄を捧げている」という風にも捉えられる。しかし、クィ・ディールの人々は、御子に選ばれることを名誉に思い、選ばれたことを心から喜ぶし周囲もお祝いムードなのである。
この価値観を受け入れられるかというのも本作を楽しめるかどうかのラインかもしれない。直近だとFF14のアレクサンドリアの魂の捉え方について、我々の世界での一般論とはズレた位置にいる価値観を受け入れられたかっていうところも評価に関わっていそう。ていうなんとなく共通点を見ていた。
その世界に根付いた価値観文化として、頭から「おかしい」と否定的にならずに、物語を楽しむ体でいたいと思った夏でした。

っていう14ちゃんの話は置いといて、ストーリー進行に合わせた仲間キャラクターそれぞれの掘り下げや、日常のそれとないやりとりも丁寧に描かれていて、とても好印象できれいにまとまっていたことを添えておきます。

中にはニキータのように、自分の息子が御子に選ばれて、マナの樹へ旅立ってしまえば
もう会えなくなることを悲しく思う親もいる。
このクエストでホロリきてしまった。今作のニキータは1000%良い人です。

戦闘の話

めちゃくちゃおもろーだった!難易度もそこまで高くなく、速すぎず、自分の腕と目でもちゃんとついていけるくらい。助かります。技や術も豪快で、精霊器と合わせて敵を一掃できたり気持ちのいい戦闘が楽しめる。体験版のときは、ちょっと戦闘がもっさりしているかなーと思ったけど、体験版で遊べる範囲でできることが少ないからそう感じただけで、いざ本編遊び始めたらそんなことはなかった。とはいえ、スピーディな戦闘を求めている人には物足りないかもしれない。でも、聖剣のアクションてこんな感じだよなーって具合なので、これでいい。これがいい。
装備する精霊器によって、クラスチェンジする感じだけどそれぞれのキャラで3種類武器が変わるのも飽きが来ずによかった。パルミナ様、魔法キャラかと思いきや、足技使いのクラスもあったりしてグッときました。

モートレアは強さ的には月最強だったけど、闇モートレアが美しくて大変すばらしかった。

美しい世界の話

最後に、各地回って撮ってきたスクショを載せてしめます。この世界の美しさを体感するだけでこのゲームを買った価値があると言えるくらい、世界がとにかく美しい。


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